2010年5月26日水曜日

第六回

日時:2010年5月26日(水)16:40-20:00
場所:7-406

各自、「渋谷でどんなことをしたいか」アイディアを出し合う。

以下、ざっくり書き起こし。

○カマタさん
 渋谷のオン/オフ
  オンとオフのMAP
  渋谷語辞典
 視線、いろんな渋谷の視線
  「人間の視線だと渋谷はつらい」
  猫の視線…とか
  人間以外の動物の動きを再現した映像へのアプローチも試みる。
*other- 上を見る人はいないから、上を見る視点もおもしろいかもしれない。
*other- 実際にやってみると、高さ/時間/体躯の向きという問題と向き合うことになる。

○サイトウさん
 天気
  皮膚感覚の意味、湿度。「空気を変える」「空気から変える」「雰囲気を変える」
  天気で変える。太陽光を増やしてみる。減らしてみる。湿度を変えてみる。
*other- 変える要素を見つける前に、いろいろな情報を収拾してみるのも手段。

○ヨ カさん
 ハチ公口の混んでる状況を変えたい
  何もしないで立っている人がいて、歩きづらい。
  段ボールなどで囲って、展覧会をしてみる。
  →夜の渋谷/朝の渋谷、冬の渋谷を映像にとって見せる。
  →ハチ公口はむかしどんなところだったか。
  →浅草は、夜も面白い。シャッターなどに、江戸時代の絵を描いて、浅草の歴史を見せている。それを渋谷でできないか。(浅草寺の仲見世通り)
*other- シャッターのない店には、シャッター代わりのスクリーンを吊って統一させても面白い。
*other-長谷川章さん

○フジワラさん
 水で流してしまう
  街で配られるティッシュペーパーに愚痴を書いてもらって、高いところから、旗のように風に流す。
  女の人が書く場合と、男の人が書く場合で、パッケージが変わるので、それによって内容や意味合いが変わる。
 山の手ガール
  山手線沿いに、手をつないで囲んでもらう。
  渋谷っぽい/巣鴨っぽい…等、それを撮影して、山手線車内のモニターに映す。
 すがすがしい朝
  朝の地下から出たときに、「渋谷、すがすがしい」という気持ちを、映像などで表現する。
 俺のラーメン
  隣のラーメン屋に麺を茹でてもらって食べてもらって、そのまた隣の店で麺を茹でてもらって食べてもらう。
 ハチ公口で待っている人
  ハチ公口で待っている人にハチ公の帽子を被せて、待ち合わせにやってきた人の反応を見る。
 ティッシュ配り
  ティッシュ配りの人の前後に、それぞれ広い空間と狭い空間が生まれる。
  その、使えない空間から、スクランブル交差点のごみごみした空間の中で、「ここは通ってはいけない」などを規定する。 
 叫び声
  騒音が多いと、ちょっとくらい歌っても聴こえない。
  交差点で音量を調べる。
  高いところから叫ばせるパフォーマンスをして、聴こえるかどうか。
*other- 俺のラーメンおもしろい。
*other- 山の手ガール→実現は難しそうだが、奇麗。電通

○ヒロカワさん
 渋谷の音
  昔の音と、今の音でどう違うか。
  渋谷にずっと居て、音を記憶していく存在。
  宣伝の音を、各店が出していて、飽和状態。
  いろんな店から情報が入ってくるので、通行人が音への意識をオフにしている。
  店の閉まる時間が過ぎると、音の種類も変わる。それを調べてみる。
*other- 音を紐解いていく。ストーリー。
*other- 「宮沢賢治の擬音は、英訳が難しい」
*other- ワークショップで展開しみる

○ムトウさん
 チョークで落書き
  渋谷を歩いて、靴につけたチョークで足跡を付けていく。
  シャチハタのハンコシステム。
*other- ベビーパウダーの原理

○スガさん
 広告
  109の店員さんが薦めてくれたものを、たくさんの人間が着て歩く。
  渋谷を強調させる。
  twitterとかで、さらに広げる。
  その流れを記録、体験。
  流行になるものを作り出して広める。伝播させる。
  渋谷のシステムの中に入ってる広告・宣伝というものをフルに使う。
 象徴
  渋谷は、いろんなものに引用されている。映画など
  そういうiconを集めて、作品にする。
*other- ユニフォーム化
*other- twitterの現実空間版。現実のRT。

○ユアサさん
 映像
  渋谷の街を映像で描いているような、頭の中にあるコラージュ。つなげていく
  パフォーマンスを、映像の中に入れる。
  脈絡あるものではなく。
  行為が主体になるのではなく、映像が主体になる。
 ホワイトキューブ
  「それ」が主流化・流行していくのを見る。
  ホワイトボードをハチ公口などに設置して、伝言板。

○ヤノ
 「渋谷に放り込む」
 「渋谷の再発見」
 
 
次回の桑沢でのディスカッションに向けて、それぞれのアイディアをイラスト・文字などでまとめることが提案される。

2010年5月12日水曜日

第四回 各自の作品紹介と「東京の空間人間学」

日時:2010年5月12日(水)16:40-20:00
場所:大学院棟12号館201
出席:
記録:ヨ カ

1) メンバー各自の作品紹介。
今回はグループの五名メンバーが自分の専攻について詳しく紹介してくれました。PPT、JPEGの形式や映像など、色んな作品を見せてもらって、本当に勉強になりました。

2) 残った時間が少ないだけど、「東京の空間人間学」を中心に、授業がすすめました。
かつて発展のため、新しい建て物を造る同時に、いつの間にか多くのものを失いました。。。。。東京の話なんですけど、実は全てのところは同じだと痛感する。例えば、今年万博会のため、上海もたくさん古い建物なくなったとか。。。。。。

残念な気持ちがあるけど、この「東京の空間人間学」のあとがきを読むと、この本の面白さを感じました。新しい都市の中に、古いよさを見つけようとした、その逆説の面白さである。「東京は実は見かけよりずっと古い都市だ、それが東京の懐の深さであり、隠れたよさなのだ。」 今度時間があったら、「東京の空間人間学」を読みます!