2011年5月30日月曜日

「ファッション雑誌のレイアウト分析と比較」のやり直し

先週、粟野先生と皆さんの意見をいただいたので、比較グラフの軸をやり直しました。よろしく願いします!




2011年5月21日土曜日

5月21日の後半:取材先の検討

ゲスト講師をお見送りした後、再び、調査雑誌を広げて、取材先の検討に入りました。
先に武藤君、藤原さんがアップしてくれた、昨年までの分析のまとめや、先週、何君がアップしてくれた総合分析をもう一度読み直しながら、KJ法マップ上でどのカテゴリーからどの雑誌を代表として選ぶか、を話しあいました。
これまでに収集した資料に加えて、何君が台湾で発行されている中国語版「S cawaii」(日本では既に廃刊)、「popteen」を持って来てくれました。
「S Cawaii」最後のページに同じ会社で出版されている雑誌の広告があり、下記の雑誌がズラリ。
ViVi/with/mina/Ray/S cawaii/popteen/choc/Gril/Beauty/CoCo/GLA

今年度からの新メンバー、錦織君から、幻想や象徴をテーマにするなら、渋谷だけじゃなく対象を秋葉原やその他の地域にもひろげるべきではないかという質疑が出されたことをきっかけに、2年目メンバーから、これまでの取り組みの経緯とそれぞれの経緯に至った理由や折々での議論を振り替えっての説明がありました。

初年度は、[渋谷」というモチーフだけが示されてそのモチーフにどうアプローチするのか、どこに拠り所が有り、どこがより付く島なのか、悩み抜いた一年でした。
悩み抜いた分、考えつくことはほとんど口に出して議論をしてみた実感を、昨年度の経緯を振り返って語るうちに自ら思い出し、経緯を論理的に確認することができました。

本日のミーティングは取材希望先を決定することを目標に。
→大洋図書株式会社(egg/men's egg)
→宝島社(mini/smart)

アポイントをとる際に必要な、当方の自己紹介と取材したい内容を文章化する作業は、メーリスでエアーですすめる。
それから各先様に対してのインタビュー・テーマと質問事項を精査するため、各自考えて文書化しておく。

次回6月4日(土)は、インタビュー内容の議論を経て相互確認する。

5月21日ゲスト講義:記者の仕事とインタビュー

本日は現役通信社記者さんをゲストにお迎えして「記者の仕事とインタビュー」と題して講義をしていただきました。

<技術編>その1:基礎の基
 ・記事ができるまでの工程
 ・実際の仕事の進め方

<精神論編>
 ・記者ってどんな仕事?
 ・人と話すということ、人から話を聞くということ
 ・メディアの役割とメディア・リテラシー
 ・記者のキャリア・パス
 ・言葉は難しい

<記者の現実>
 ・仕事の進め方
 ・取材において大事なこと

<技術編>その2:現場では
 ・特殊状況の取材に際して配慮すること
 ・東北関東大震災被災地取材の準備と実際
 
<実践編>ー渋谷プロジェクト
 ・渋谷プロジェクトでインタビューに行きたい先様とアポイントをとるマナー
 ・準備(相手を知ること、下調べ=必須/相手の時間軸に配慮する)
 ・コンファーム(確認)は重要
 ・質問作り

 ・声だけでないインタビュー(+αを五感で感じとる集中力)
 ・相手の目を見て話そう(メモとりに夢中にならない)
 ・質問から会話を構築する
 ・相手の考えを聞いて、予めの持論は臨機応変に
+*+*+*+*+*+*+

美術系大学の「メディア」と少し違う、一般社会で広く認知されているところの「メディア」(新聞、テレビ等の報道)を生んでいる現場の様子を聞くことは、普段と違う観点で刺激を受け、大変勉強になりました。
ここでもまた、気づきの大切さを再確認しました。
「24時間オフはない」(いつでも通電待機状態、何かあれば即スイッチオン)、世界中で何も起きていない時はないのであり、自分の仕事の領分と関係があるかないかは連想力による。
どんなことでも関係はあり、連鎖の中にある、そのことに気づいて変化の兆しを予見すること。
これは誰かの話を聞く、inter viewするときにも、話している言葉の表層だけを額面通りに受け止めるのではなく、それに伴う声、身振り、しぐさ、視線などさまざまな情報を総合して感じとることで、たくさんの情報を得ることができ、情報の確からしさをはかる手がかりにもなります。
inter viewで発動される感受性はアーティストやデザイナーが世界を感受する性能と共通するところがありますね。
あとは言葉の力。
適切な言葉を選び、編集して文章にする能力の大切さも今回の講義を通してよくわかりました。

2011年5月20日金曜日

アクセス資料

明日、使うかなと思ったので一応。



大洋図書 http://www.taiyohtosho.com/
アクセス http://www.taiyohtosho.com/group/
egg http://eggmgg.jp/ (メンズエッグ、ユース)


ぶんか社 http://www.bunkasha.co.jp/
アクセス http://www.bunkasha.co.jp/company/cc366.html
JELLY http://jellygirls.jp/
mamaJELLY
Ranzuki http://ranzuki.com/
※http://infor.co.jp/publications/esp.php?_page2=detail&_itemCd=778


角川春樹事務所 http://www.kadokawaharuki.co.jp/
アクセス http://www.kadokawaharuki.co.jp/company/
http://www.kadokawaharuki.co.jp/contact.html
Popteen http://www.galspop.jp/
Popsister
BLENDA http://blenda.jp/


インフォレスト http://infor.co.jp/esp.php?_page=_index
アクセス http://infor.co.jp/contact/esp.php?_page=_index
AGEHA http://ageha-shop.com/index.html
IloveMAMA 
Samurai http://samurai-mag.com/pc/samurai/index.html
SamuraiERO http://samurai-mag.com/pc/elo/index.html


集英社 http://www.shueisha.co.jp/
アクセス http://www.shueisha.co.jp/company_info/
http://www.shueisha.co.jp/allinquiry/
Nonno http://www.s-woman.net/non-no/
Mnonno http://www.mensnonno.jp/


宝島社 http://tkj.jp/
アクセス http://tkj.jp/company/outline/
MINI  HP中
SMART  HP中


小学館 http://www.shogakukan.co.jp/
アクセス http://www.shogakukan.co.jp/company/location
     http://www.shogakukan.co.jp/inquiry
CANCAN  http://cancam.tv/index.html
ANECAN  http://www.anecan.tv/profile/index.html
PS  http://www.pretty-style.com/


光文社 http://www.kobunsha.com/
アクセス http://www.kobunsha.com/company/
JJ http://jj-jj.net/


トランスメディア http://transmediainc.jp/
アクセス http://www.transmediainc.jp/about_us
NAYLON http://www.nylon.jp/index.html

カエルム株式会社 http://www.hoxton.jp/contact.html



扶桑社 http://www.fusosha.co.jp/
アクセス http://www.fusosha.co.jp/profile/p1.html
NUMERO  http://numero.fusosha.co.jp/


アシェット婦人画報社 http://www.hfm.co.jp/
アクセス http://www.hfm.co.jp/company/companytop
ELLE http://www.elle.co.jp/


kkベストセラーズ http://www.kk-bestsellers.com/
アクセス http://www.kk-bestsellers.com/company/index.htm
SJ HP中
JOKER HP中


内外出版社 http://www.naigai-p.co.jp/
アクセス http://www.naigai-p.co.jp/corporate/company/
Chokichoki  http://www.naigai-p.co.jp/chokichoki/


マガジンハウス http://magazineworld.jp/
アクセス http://magazineworld.jp/info/company/
POPAI HP中
ANAN HP中


三栄書房http://sun-a.com/  
アクセス http://www.sun-a.com/company/index.php
ALL  http://www.browny.jp/


リイド社 http://www.leed.co.jp/
アクセス http://www.leed.co.jp/company/c1.html
MENsスパイダー http://www.mensspider.jp/pc

2011年5月19日木曜日

出版社と対象年齢

出版社ごとの雑誌と対象年齢を簡単なグラフにしました。

同じ色で塗られた隣り合わせの雑誌は同じ出版社。
また、中抜き輪郭線の雑誌は女性誌男性誌両方のグラフに渡っている出版社で
同色の輪郭線は同じ出版社であることを示します。


2011年5月17日火曜日

やはり多くの人が注目しているようです

渋プロに、じゃなくて、コレ。
http://matome.naver.jp/odai/2125566699177299415
やはりプロの仕業(仕技)か。
(FBで知人がリンクしてました)

2011年5月16日月曜日

ファッション雑誌のレイアウト分析と比較

何です。
先週のディスカッション会で、ファッション雑誌のレイアウトについて、
皆さんといろいろ話しました。そこで、私はファッション雑誌のレイアウトデザインを分析してみましたので、どうぞよろしくお願いいたします。(ここで見たら、字がはっきり見えないと思いますが、画像をダウンロードしていただいて、ご覧いただければいいと思います。そして、写真に中に文章は間違った表現や文法がございましたら、どうぞご了承ください。








2011年5月8日日曜日

各雑誌のレイアウトの特徴

egg 10代女性
・切り貼り感、コラージュ感、ごちゃごちゃ感(写真と人と文字が重なった状態が多い)
・どのページも人が多い
・靴などを切り取って、それがモデルと一緒に歩いているようなレイアウトも多い
・物撮りのレイアウトに動きがある

ranzuki 10代女性
・ごちゃごちゃしているが、eggよりスマート
 (ロケ、低レイヤー、色味が抑えられている)
・渋谷依存していない
・eggより清潔感があり、eggほど汚くない
・表情が少ない、クール

JELLY 10代後半〜20代前半女性
・セレクトショップのような雰囲気
・カントリー、アンティーク、クラシックなどの雰囲気
・海外スターのファッションを取り入れたたたずまい
・ギャル発というよりトレンド発のファッションスタイル
・セピアやアースカラー、モノトーンの色づかい

popteen 10代女性
・ページごとに印象が変わる
・プリクラの世界観
・目次の文字ポイントのジャンプ率(中吊りっぽい)
・写真は服よりモデルメインで撮っている
・キラキラがない(意味も無くキラキラしていない)
・写真や文字ががごちゃごちゃしている
・顔が大きく出ているページは少ない
・白黒ページがない
・背景の色がオレンジやピンク、パープル
・写真はある程度法則があるようで、斜めの配置

popsister 20代前半女性
・落ち着いた紙面とアイテムの派手さが目立つ
・色が統一されている
・英語の多様

BLENDA 10代前半〜20代前半女性
・表紙が背景の上に文字がきているため、モデルの存在が文字に勝つ
・セレブページがトップ、座談会がその次(ファッション記事よりゴシップ、メイクetc)
・抑えられた色味
・吹き出しの利用で、ギャルが喋っているようにコーディネートを説明している
・レイヤーの統一感がない
・トーン差が激しい&写真のぼかしの多様(シンプルなのに見にくい)
・文字と写真が微妙に被っており、違和感

小悪魔ageha 10代後半〜20代女性
・プリクラのキラキラスタンプ
・文字組が縦と横が混ざっている
・巻頭からファッション記事が少ない
・にぎやかさがある
・文字が無ければ、レイアウトがブロッキングされている
・1ページに人が多く、隙間がない
・キラキラが多いため全体に白く見える

Samurai
・服がたくさんある
・服のみを縦横に羅列
・写真として成立するものと、物撮りを見せる(商品を見せる)ものがある
・写真と文章情報を上下で分けることが多い
・アイテムでページの特集を組んで構成する(アイテム下にメーカーを大きく打ち出す)
・中綴じに小冊子を含んでいるため、リズムがある
・写真がファッション記事以外でも縦横に整理されている
・上下ラインでレイアウトにメリハリをつけるが、裁ち落としで幅が不安定
・背景と物撮りがマッチしていないものがある

Samurai ELO
・サイズが小さい
・色や割り方を記事で統一している
・スナップショットが多く、全て読モ
・表紙にモデルがたくさん掲載
・文字量が多いが、色が統一されているため見やすい(女性誌みたい)
・色で視線を誘導しているため見やすい
・モデルの全身スナップが多い

non-no
・情報量が多い
・通販雑誌のようなレイアウト
・どのページも同系カラー、イメージで単調
・日常っぽいシチュエーション
・消費者よりなイメージ
・ニュートラルな着こなしで奇抜さは無い

mini
・実力女優の起用
・ごちゃごちゃはしているが親しみやすい感覚
・モデルのポージングパターンが多い
・現実的なナチュラル指向のオシャレ

PS
・商品→shopとシチュエーション、値段などが掲載
・写真集のような撮り方
・背景は白、あってもペールトーン、全体的に暖色
・見出しの色も背景色との関係を考慮
・コントラスト少なめ
・写真は日常の一コマ
・構成力が強い
・特集トピックにそのアイテムをコラージュとしてレイアウト→統一感

JJ
・見開き2ページで大きな写真を配置するパターンが多い
・写真が大きい
・通販カタログっぽいレイアウト
・枠から飛び出ることで、躍動感がある
・左右対称レイアウトで工夫されていて見やすい
・見出しのバリエーションが多く飽きない
・背景は白が多い

CanCam
・目次が二ページに渡っている
・1ページに対して相手無数が少なく、ゆったりした印象
・OLや社会人を意識してか、社会的なファッションからはずれない
・ストーリーページがある
・服の型が似たようなものが多い

AneCan
・文字のポイント数が大きく、太字
・ゆったりした商品配置
・ハイブランド
・ロケはあるが背景がぼけており、ごちゃごちゃしていない→服が映える
・服だけで見せることがはなく、全身コーディネートが多い

NYLON
・写真が上下で切れることがある
・吹き出しの利用
・コラージュ、写真と写真が重なる
・写真を大きく使い、文字が小さい
・余白が無い
・ビビットなどの原色が多い

anan
・前半4〜6ページがファッション記事で、それ以外は特集記事
・文字が多い
・絵が多い
・モデル起用よりも物撮りが多い
・整理されており、みんなで読みやすい

Numero
・モード雑誌なので、贅沢にスッキリしている
・ページ数が多い
・クレジットが先にある
・写真記事はそろっている
・重なっている部分が少ない
・抜きが多い
・情報量が少ない

ELLE
・モデルは外国人
・服の値段があまり出て無く、値段がつく前のものが多い
・落ち着いた服の色
・モデル1人で1ページという配置
・文化記事が多い=ライフスタイル

men's egg
・ななめに文字やラインを配置
・後半はeggのようなごちゃごちゃ感が目立つ
・写真の上に文字があるなどのレイヤー化
・ドロッピングやスパッタリング効果を使っている
・アースカラーが多い
・無機質なイメージ

smart
・スタッフ(携わっている人の情報が多い)
・文字がとても小さい
・情報量が多い
・テレビを見ているような感覚
・モデルは外人よりのハーフや俳優

MEN'S NON-NO
・量が多く、内容も充実
・モード系雑誌のレイアウトを似せている印象
・外人モデルで商品を良く見せる
・後半でもクオリティーが下がらない
・直線配置が多い
・グラビア写真に背景白で目立たせる
・レイヤー化して重ねない→重なっていても見やすく
・フォーマットをそろえた特集記事が毎号
・無駄な飾りがない
・抜きが多く見やすい

Men's JOKER
・商品と記事をキレイに並べる
・外人か芸能人の起用
・アースカラーで統一
・背景は白、抑揚は全く付けない
・商品の高さや間隔をそろえて整理されている
・直線をうまく利用してすっきり見せる
・コントラストの付け方は白と黒で、色ではしない

STREET JACK
・整列している
・白バック
・shopリストがページの下に
・フォーマットが統一されている
・アイテム数が多いが整列されている
・一点モノのような貴重な感じを演出
・特集によって、レイアウト、カラーを変える
・配色がナチュラルでキレイ

ChokiChoki
・ファッションとしての服より、服と髪型とのトータルコーディネートの提案
・古着も取り入れる
・読者モデル
・スタイリングや容姿についてのアドバイスをするページ

411
・見開き2ページでうめつくされるページが多々ある
・1ページにまとめて商品を紹介する配置が多い
・広告と記事がからんでいるため、統一感がない
・水着女性が多い
・黒バックに原色の文字が多い
・外人が多い
・ネオンサインのような色遣い

POPEYE
・内容ページの背景が白→スッキリ
・文字は水平垂直
・ページごとにアクセント色
・外人の多様で生活感がない
・写真集みたいな感じ
・薄いが情報量が多い
・文字が多いが読みやすい

2011年5月7日土曜日

どの出版社に何を聞きましょうか

***
まずは、「渋谷らしい」アイコンとなっている“ギャル/ギャル男”ファッションと思しきファッションを牽引しているハードエッジ、と思しき雑誌を作っている会社
1、株式会社大洋図書『egg』『men's egg』『egg youth』=渋谷を意識して渋谷文化を発信している。ギャルの生活など文化記事ページが多い。

−−−−比較対象:ティーン向け雑誌−−−−

『ランズキ』(株式会社ぶんか社)渋谷依存しておらず渋谷にこだわりはなくギャル・ファッションを発信している。ファッションページがほとんど。
『ポップティーン』(角川春樹事務所)創刊30周年の老舗。渋谷やギャルというトレンド以前から存在している、10代女子のファッション・文化雑誌。たまたま今、渋谷、ギャル、という部分でかぶっているけれど、本来はどちらにも特化していない雑誌、なはず。上の世代に「ポップ・ティーン」がある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
質問事項:
1)渋谷という街のイメージ、ファッション・アイコンを10代の人たちによってかたちづくられている、と思われているが、実はそうでもないのでは…?
ではリアルな渋谷のイメージを形成しているのは20代の人たちなのか?
(ということで、20代をマーケット対象とした雑誌を作っている会社にもインタビューしたい。)

2)いくつかの出版社が10代向け、20代向けを別雑誌で発行しているが「egg」には、次の、上の世代、が存在しないのはなぜか。
10代の一時期だけにこだわっている理由はなにか。
(egg的なファッション自体が、人の成長過程における限定的な時期にのみ/だからこそ思いっきり楽しめる勢いのあるもの=旬のあるもの、だから?「egg」にオトナ心はいらない!とか)
→egg読者がegg世代を“卒業”したら、どの雑誌を読むのか。
「mama」ギャルママのライフ・スタイル、ファッション、育児情報誌。ヤンママ(はヤング・ママじゃなくてヤンキー・ママ:1994年の流行語)とは違う。
金髪スッピンで子ども抱き抱えて寝間着のままゴミ捨てに出て来るイメージ。
ギャルママは朝からしっかり盛りメークして子どもにもお揃いのラメラメリボンTのイメージ。
日本ギャルママ協会:ギャルママとシングル・マザーに対する統括団体、

3)ぎっしりごちゃごちゃしているレイアウトの美学

4)リード、キャッチコピー
それぞれの雑誌の世界観を構築する上で重要な役割を果たしているコピー。
言葉で世界観をかたちづくり、読者に強烈なイメージを植え付ける言葉の力を、ビジュアル・アピールとどのように相互作用させて行くのか。
その世界にはまりきっていない人には気恥ずかしいような大げさな言葉の演出は、プロフェッショナルとして演出されたものなのか、本当にその世界観にどっぷり浸かっているライターが陶酔的に編み出す言葉なのか。
女子向け「egg」 は喋り言葉がベースで、おもしろ語開発、連発。
男子向け「egg 」は...。

***では男子向け雑誌はというと?
「egg」はさほど…。
「Nuckle 」大げさでドラマチック、意味不明なコピーが定番として有名。
「Men's spider」ファッション・スナップページのひとりひとりにもスゴいコピーが添えられている。
「smart」はただの解説のよう。
***では女子に戻して「小悪魔ageha」は...。
ファッション紹介ページには説明的なコピーでひかえめ。
若干、不幸自慢的、ネガティブな言葉あり。




***
2、株式会社カエルム出版『NYLON』:年齢感がなく幅広い輸入モード、ハイ・カジュアル?系。

「ポップ・シスター」
株式会社宝島「mini」スポーティ・カジュアル
集英社「non-no」10代後半から20代のカジュアルなんでも無難な範囲でアリ系。
小学館「CanCan」お嬢さん女子大生、「Ane Can」予備軍。
光文社「JJ」

*******
ひとまずここまで来た時点で「Men's Spider」のスゴすぎるコピー「声に出して読みたい日本語」連発に全員がハマり、すべての関心がそっちに持って行かれて、会議中断。
まだ知らないあなたも一緒に、声に出して読んでみませんか。

レイアウトデザインについての資料