2010年4月28日水曜日

第三回:コミュニケーション

日時:2010年4月28日(水)16:40-20:00
場所:大学院棟12号館201
出席:

今回は自習として自主議論の時間にしました。
プロジェクトを推進していくにはメンバーがより近しくなっておくことも有益です。
というわけでコミュニケーションをはかりました。

2010年4月14日水曜日

第一回:ことはじめ

日時:2010年4月14日(水)16:40-20:00
場所:大学院棟12号館201
出席:粟野、鎌田、下出、広川、武藤山本、余、斉藤藤原、岡田、高野、藤ヶ崎、矢野、伊藤
記録:粟野

初回は自己紹介を中心にすすめました。
1)話し合いのかたち
はじめに教室の机を、14名が話し合いをするのにふさわしいかたちに並べ直しました。
全員がお互いの顔を見ることができ、近い人と遠い人の距離の差が極端に大きくない席配置、と考えると、中央に穴があいているドーナツ型になってしまいます。
しかしドーナツ型は、ある程度個々の意見を持ち寄り、それを客観的に審議するために互いの距離を保つ時にふさわしく、今回のような議論、すなわち、これから何かを起こしていこう、という場にはふさわしくありません。
これから何かを起こしていこう、という話し合いの場では、私的領域のプロクセミクス(keyward:エドワード・T・ホール、なわばり)に相手を近寄せ、親密さを生む場作りが有効と考えられます。
ということで長い机を二本向かいあわせて参加者が囲むかたちとなりました。

2)インターフェース
話し合いのかたち、から人と人のインターフェースについて考えてみました。
Interという言葉があたまにつく言葉はたくさんあります。
International、Interchange, Interaction, Interview...などなど。
そこからInterという言葉の持つ意味を考えてみました。

3)お互いを知る
名前、専門領域を書いた紙を三角に折って立て、各自、どんな制作をしてきたか、どういう卒制であったか、修士研究テーマなどを簡単に語り自己紹介をしました。

4)「渋谷」にどうアプローチするか?〜〜地図的表現について(カルトグラフィ)
現実の場としての東京都渋谷区という地区、世界中の人が持つ「SHIBUYA」のイメージ、「SHIBUYA」というアイコンの示すもの、シブヤという現象、そこにあつまる人々が醸し出す風俗、などなど、「渋谷からはじまる/渋谷にあつまる」というプロジェクトのタイトルのもと、どれだけ「渋谷」に接近し、どれだけ「渋谷」から乖離するか、つまりは、「渋谷」というキーワードにどうアプローチするかを、これからしばらく考えていきます。
そのひとつの切り口として、「空間」として考えてみることができます。
「渋谷」という空間。

「ノーテーション/カルトグラフィ」に関するプリント教材を使って、南太平洋の孤島の人々に受け継がれてきた海洋図、ランドマークを目立たせた中世の街の図、ルートを目立たせた地図、あるいは、地図表現が空間だけではなく時間、物語の展開するシークエンス、出来事同士の関係を示すことにも使われている事例を読んでいきました。
「地図」というのは関係を表現する記号のシステムなのですね。

このほか、目の高さで見渡す「渋谷」、地面にはいつくばった視線での「渋谷」、雲の上に頭をつきだして世界中の(雲の上に突き出た)「渋谷的」な街だけをネットワークしていく、などなど、さまざまな「渋谷」でのアプローチがありそうです。