本日は現役通信社記者さんをゲストにお迎えして「記者の仕事とインタビュー」と題して講義をしていただきました。
<技術編>その1:基礎の基
・記事ができるまでの工程
・実際の仕事の進め方
<精神論編>
・記者ってどんな仕事?
・人と話すということ、人から話を聞くということ
・メディアの役割とメディア・リテラシー
・記者のキャリア・パス
・言葉は難しい
<記者の現実>
・仕事の進め方
・取材において大事なこと
<技術編>その2:現場では
・特殊状況の取材に際して配慮すること
・東北関東大震災被災地取材の準備と実際
<実践編>ー渋谷プロジェクト
・渋谷プロジェクトでインタビューに行きたい先様とアポイントをとるマナー
・準備(相手を知ること、下調べ=必須/相手の時間軸に配慮する)
・コンファーム(確認)は重要
・質問作り
・声だけでないインタビュー(+αを五感で感じとる集中力)
・相手の目を見て話そう(メモとりに夢中にならない)
・質問から会話を構築する
・相手の考えを聞いて、予めの持論は臨機応変に
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美術系大学の「メディア」と少し違う、一般社会で広く認知されているところの「メディア」(新聞、テレビ等の報道)を生んでいる現場の様子を聞くことは、普段と違う観点で刺激を受け、大変勉強になりました。
ここでもまた、気づきの大切さを再確認しました。
「24時間オフはない」(いつでも通電待機状態、何かあれば即スイッチオン)、世界中で何も起きていない時はないのであり、自分の仕事の領分と関係があるかないかは連想力による。
どんなことでも関係はあり、連鎖の中にある、そのことに気づいて変化の兆しを予見すること。
これは誰かの話を聞く、inter viewするときにも、話している言葉の表層だけを額面通りに受け止めるのではなく、それに伴う声、身振り、しぐさ、視線などさまざまな情報を総合して感じとることで、たくさんの情報を得ることができ、情報の確からしさをはかる手がかりにもなります。
inter viewで発動される感受性はアーティストやデザイナーが世界を感受する性能と共通するところがありますね。
あとは言葉の力。
適切な言葉を選び、編集して文章にする能力の大切さも今回の講義を通してよくわかりました。
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