2011年12月29日木曜日

雑誌調査メモ


Anan
女性向けファッション誌。全体的な内容は、前半46ページのみがファッション記事で、それ以外は特集記事で構成されるため、情報誌の色合いが強い。「好きな男・嫌いな男ランキング」や女性誌には珍しい「SEX特集」を組むなど、話題性の強い雑誌である。デザインの特徴は、文字が多いが、行間や文字間がしっかりしており、読みやすい。全体的にピンクで構成されている。



AneCan
CanCamの特集「お姉さん向けCanCam」が好評だったため創刊された女性向けファッション誌。社会人向け、CanCamより年齢層が高め。単価の高いブランドの商品が多く、高級感がある。服のみを見せるページはなく、全身の写真が多い。ロケ撮影の写真が多いが、背景がぼやけているため、服が見えやすい。白、赤、黒で配色されている。フォントが大きく太いのが特徴的。

対象:20代後半~30代女性
情報量:★★★★
写真:切り抜き
レイアウト:regular layout
配色:高明度色を多用
その他:対比の構造は左右ページでうまく分けている。

BLENDA
 10代前半~20代前半女性向けのPopteenPopsisterのお姉さんファッション誌。
雑誌の中心であるファッション関係のページは、一枚一枚が、落ち着いたダークカラーを使った写真集のような作りとなっているのに対し、文字は小さく、1ページのうちに違うフォントが使われていることや、激しいトーン差、不揃いなレイアウトが特徴。
女子大生やOLを対象としたアンケートや着こなし等といった合間の特集には、明るい原色を中心のページがあり、変化を出している。
モデルの足元を強調するために、ローアングルからの写真が多く使われている。

対象:10代前半~20代前半女性
情報量:★★★★
写真:切り抜き、メリハリを付けている。
レイアウト:free layout
配色:
その他:

CanCam
女性向けファッション誌。お姉系。OLや社会人をターゲットにしているため、社交的なファッションから外れていない。同じ型の服が多い。結婚式でのマナーや女性としてのマナーなど、マナーページが多いのが特徴的。ページの使い方がゆったりしているため、見やすい。配色は、白・赤・黒。元専属モデルには、藤原紀香や押切モエなど、テレビで活躍している人が多い。
対象:20代女性
情報量:★★★
写真:切り抜き、それぞれのサイズが違う。
レイアウト:左:free、右:regular
配色:明るい
その他:ゆったりした印象

CHOKi CHOKi
ターゲットは1020前半。
流行のヘアースタイルや髪形に合わせたファッションを掲載。
元々ヘアスタイルの雑誌だったが「おしゃれキング」という言葉が有名になり次第にファッション誌へと変化していった。
その名残からか美容師がファッションモデルとして取り上げられることが多く「サロン系」と名付けられたジャンルを紹介している。
雑誌全体のカラーは落ち着いている。
掲載されている服はモデルの私物が多くコメントで「~で買いました」などが書いてある。
洋服だけではなく髪型も提案することが多い為、流行に敏感でトータルコーディネートしたい方におすすめの雑誌だ。
対象:10代~20代前半男性
情報量:★★★★
写真:切り抜き、スナップ風
レイアウト:freeに少しregular
配色:鮮やか
その他:イラストセリフ付き、ダイナミック



egg
谷のギャルをターゲットとしたファッション文化紙。谷109で取り扱ってるファッションブランドを中心としたファッションページがページ。レイアウトの特としては、コラージュのようにランダムなレイヤーが重なっている。
背面の地を埋めくす画像や、文字が基本の構成となっている。文字が画像負けしないように、立体的な理がされていたり、色でわれていたりと工夫されている。色味の統一性はなく、モデルの明るいの毛(金系)で、誌全体のトーンが特つけられている。
eggにおいての企画ページは、誌の娯楽性そのものとして重要な位置となっている。者モデルが企画の出演者となり、より一層バラエティーに徹した容となっている。また、広告が比較的少なく、緩衝的役割のないまま、誌は展開されている。そうする事で、ギャルの若くて元
イメージが強化なものとして者を引きつけている。ギャルを定義つける要素(格好、精神、世代、文化)を総合的に創造する誌というのが特だ。

対象:10代女性
情報量:★★★★★
写真:角版写真
レイアウト:free layout
配色:にぎやか
その他:隙間がないレイアウト

ELLE 
ファッションが中心だが、映画やグルメ、美容関係や生活用品などといった文化記事が充実しており、他のファッション誌と比べて厚みのある雑誌になっている。
全ページがシックなカラーページで、中綴じの小冊子以外はほぼ光沢紙で作られており、書体はインタヴューが明朝体である以外は基本ゴシックが使われている。
また、外国人のモデルが使われていることや、落ち着いた色の服、写真集風のものと通常の雑誌風のものが混ざっているレイアウト、週刊誌的な雰囲気のゴシップ記事などがあるのが特徴。
服や化粧品は、海外のハイブランドなものが多いが、値段が付く前のものが多く、服の値段はあまり出ていない。



JJ
女性向けファッション誌。お姉系。「流行っている!」「今はコレ!」などのコピーから流行を扱っている印象。どこで買えるのかがより細かく、関東・関西・東北と、地域別に書かれている。ブランドより、スタイリストのオススメで特集を組むなど、モノより人を取り上げている。基本的に写真が大きく、2ページ使って大きな写真をレイアウトするパターンも多い。見出しのバリエーションが多く、飽きないよう工夫されている。文字間を十分取っており、左右対称にレイアウトされているため見やすい。雰囲気英語や専門用語が多い。

対象:20代女性
情報量:★★★★
写真:切り抜き、単品写真あり
レイアウト:free layout
配色:背景は白ページが多く、清潔感あり。
その他:通販カタログっぽいレイアウト


Mens  egg
 10代~20代前半の渋谷の男性向けのファッション分化誌。ギャルの彼氏に着目した、Eggの男性版として創刊され、ギャル男やお兄系、アメカジなどといった、男性向けの渋谷系
のファッションなどを紹介している。
eggと同じく、渋谷109などで取り扱っているブランドの洋服紹介やヘアスタイル紹介、ストリートスナップといったファッション関係の記事を中心に、恋愛関係の特集や社会風刺などのユニークな娯楽ページで構成されている。
全体的に明るい色が多用されており、ページ全体が大量の画像や文字で埋め尽くされたものになっているが、カラフルで個性的なフォントを使い工夫しているため、世界観と可読性を両立した独自の作りとなっている。
モデルの起用基準は様々だが、目立ちたい若者から見た「親しみやすさ」を大事にしており、それが雑誌全体の方向性になっている。

対象:10代~20代前半男性
情報量:★★★★★
写真:角版写真、スナップ風
レイアウト:regular layout
配色:アイスカラーが多い
その他:写真の上に文字があるなどのレイヤー化。

Men's JOKER
20代~から人気のある雑誌。
きれいめ・カジュアルなファッションが多く掲載されている。
内容はスーツスタイルなども掲載されていて社会人の男性などからも支持を集めている。
レイアウトは商品と記事を綺麗に並べてアースカラーで統一されている。
背景に抑揚はつけず白ですっきりと見せることが多い。
雑誌全体のカラーとして白、黒を多様し構成。
大人の男を連想させる商品が多い。
社会人が休日着るカジュアルスタイルにとてもよく合う雑誌だ。
MEN'S NON-NO
集英社から発行。幅広い層に支持されているファッション誌。
女性ファッション誌non-noの男性版として1986年に創刊。
掲載される洋服の量も多く内容共に充実している為、見ていて飽きない雑誌。
レイアウトに直線的な配置を多用し、すっきりしていて見やすい。
ファッションの系統はモード系が多い。
中には奇抜な物や高価な物もあるが、基本的に万人受けする物が多くとても安定感がある。
表紙に大物有名人を使用する事が多い。
ファッションに興味のない人でも一度は見た事のある雑誌だ。


Mens  Spider
 20代男性向けのファッション誌。Vホス系(ヴィジュアル系ホスト)という新しいジャンルのファッションを提案している。ギャル男やお兄系よりも、毛束を強調したボリュームのある極端な髪形で、メイクやカラーコンタクトも取り入れているため、ワイルドなギャル男に対してキレイ目で中性的な印象となっている。現実離れしたミュージシャンのようなファッションと、挑発的で自信過剰なユニークなキャッチコピーが特徴的。Mens  eggと同じく、ファッション特集と娯楽関係が中心だが、メイクの紹介やホストクラブの広告があり、白・黒を多用している。

対象:20代男性
情報量:★★★★★
写真:切り抜き、スナップ風
レイアウト:free layout
配色:白、黒を多用
その他:1ページに大量な写真を配置、ユニークなコピーが多い。


mini
 10代~20代女性向けのファッション誌。消費者目線のナチュラルなオシャレさと、若い実力派女優をピックアップしていることが特徴で、SMARTと同じく、幅広いタイプの若者が抵抗なく読めるような作りとなっている。
ナチュラルカラーにハイコントラストな、あわい色使いと、親しみやすいレイアウト、読者との距離を縮めるような言葉使いがされている。
ファッション関係の記事がメインだが、タレントのインタヴューや占いのページ、流行や健康の特集などもある。
広告はファッション関係のものが多く見られる。

対象:10~20代女性
情報量:★★★
写真:切り抜き、単品写真あり
レイアウト: regularに少しfree
配色:薄色系
その他:親しみやすい感覚


Non-no
10代、20代女性向けファッション誌。ページ数が多く、ファッションページの他に、美容に関する特集や有名人のインタビュー、エンタメ情報なども取り扱う。ファッションページでは、セクシーさや奇抜さはなく、ニュートラルな着こなしを紹介している。配色は赤・白・黒。どのページも同じカラーやイメージで構成されており、単調である。1ページに対してのモデル数が多い。

対象:20代女性
情報量:★★★★
写真:切り抜き
レイアウト: regular layout
配色: どのページも同系カラー
その他:通販雑誌のようなレイアウト

Numero
モード雑誌なため、1ページに一つの商品を載せるなど、シンプルで整理された、見やすい作品集のような出来上がりとなっている。また行間と文字間が離れているため、1ページあたりの情報量が少ないことと、写真のクオリティが高いことが特徴。
抜きが多く、タイトルページに色やテクスチュアをのせて背景を白にする、服のみを平らに置いてコーディネイトを示すやり方を用いる、写真の大きさが均一に見えるようなレイアウトにするなどの演出もある。
ファッションが中心だが、文章の多い星座占い、ヌード記事、インタヴユーなどの文化面も充実している。


NYLON
20代女性向けのファッション誌。元々はアメリカで創刊されたもので、雑誌名はニューヨーク(NY)とロンドン(LONDON)の頭文字からとっている。
上下に切れるような写真の使い方と、コラージュ的なレイアウトと、外国人のモデルが多く使われていること、開くようになっている表紙が特徴。
アメリカ版が、マット紙やザラついた紙質で、シックな色使いと小さい文字ザイズであるのに対して、日本版は、光沢紙が使われており、ビビッドでポップな色使いと一般的な読みやすい文字サイズで、占いや有名人のインタヴューのページがあるなどの違いがある。
対象:20代女性
情報量:★★★★
写真:切り抜き、角版写真併用
レイアウト:free layout
配色:ビビットなどの原色が多い。
その他:コラージュレイアウトが多い。


POP Sister
 20代前半の女性向けのPopteenのお姉さん的ファッション雑誌。モデルやアイテムが派手なギャル系であるのに対して、紙面全体は薄色系の落ち着いたものとなっており、ハイコントラストな色使いだが、統一されており、見やすい作りとなっている。
レイアウトは見出しページを多用しており、言葉使いは、ですます調としゃべり言葉が使われている。
内容はファッションの紹介が中心になっており、モデルの私生活やおしゃれ関係のインタヴューなどの特集もあり、広告は、ファッションや美容、出版社や学校のものがある。

対象:20代前半女性
情報量:★★★★
写真:切り抜き
レイアウト:free layout
配色:薄色系
その他:落ち着いた紙面とアイテムの派手さが目立つ。

POPEYE
20代をターゲットとして、トレンド・カジュアル・アウトドア・トラッドなど幅広い情報を掲載しているメンズファッション誌。
写真集のような雰囲気があり外国人モデルを多用している為おしゃれに見える。
写真の中には絵画のようにイメージを補正して掲載されているものもあった。
全体的に雑誌のトーンが抑えられている為、写真一枚一枚がとても映えている。
若手のショップを取り上げている事も多く、トレンドは勿論、自分達で新しい流行を提案していくという意気込みがとてもよく表れている。
文字の量は多いが背景がすっきりしていてとても読みやすい。
デザイナーの服や食器、小物等も掲載されており、暮らしそのものをオシャレにする雑誌だ。
対象:20代男性
情報量:★★★★
写真:切り抜き、角版写真併用。
レイアウト:regular layout
配色:内容ページの背景が白(スッキリ)
その他:写真は番号付きなので、説明は他のコーナーにあり読みやすい。


PS
20歳前後をターゲットとしたカジュアルファッション誌。PSとは「Pretty Style」の略。裏原宿系。暖色系と白で構成されている。配色のバランスが考えられて、コントラストが少ないため、ぼやっとして優しいイメージ。写真は日常の一コマのような撮り方。就活特集や「姉PS」という特集があり、ターゲット層を厚くする工夫がされている。言葉遣いは、敬語、記号「☆」「○」などを利用した口語がある。

対象:20代女性
情報量:★★★
写真:切り抜き
レイアウト:free layout
配色:背景は白、あってもペールトーン、全体的に暖色
その他:見出しの色も背景色との関係を考慮。

Ranzuki
 10代女性向けのファッション誌。eggと同じく金髪、小麦肌のギャルを扱っている雑誌だが、eggよりも表情の少ないシンプルな作りで色もおさえているなど、見やすい工夫がされている。
新作の洋服やヘアスタイル、メイクなどのファッション関係の記事を中心に、ギャルの私生活や恋愛、音楽などの娯楽ページなどで構成されているが、内容は渋谷のみに依存していない。広告ページは美容や携帯ササイト、ファッション系の学校のものがある。
創刊時の名前はランキング大好きであり、途中の一色刷りのページには、好きな食べ物やテレビ番組、音楽や日用品といったギャルの流行に加え、恋愛関係のアンケートや悩み相談といった記事も掲載されている。

対象:10代女性
情報量:★★★★
写真:切り抜き
レイアウト:free layout
配色:ビビッド、ダイナミック
その他:eggよりシンプルに見える

SMART
10代~20代をターゲットとした男性ファッション誌。海外ブランドの商品を中心とした容。レイアウトの特としては、商品個々の画像を羅列。その際に、背面を白で統一する。
海外趣向を強く印象つける為に、多くのモデルにハーフや、外国人を起用している。また、日本の男性俳優のファッション企画を多く取り上げることで、日本における文化芸能の流行を先けている。
文字情報量は、商品情報中心。どのように着ているのかという、ファッションコンセプトが題名となっている。フォントのポイントは比較的小さい。ファッション、タバコ、整系の商品などが、スポンサーに多く見受けられる。
また、広告面と記事が合わさったな情報面が制作されていて、スマート自の宣伝情報が特的だ。


SJ
10代から20代をターゲットとした男性ファッション誌。
レイアウトの特徴としては、アイテム数は多いが、縦横・上下が整列されており、またフォーマットが統一されているため見やすい。背景は白が多い。
リラックス感のあるアメカジリラッカジをコンセプトとしているため、都会的ではなく、郊外に出ていくような印象がある。服の単価が高く、used感のあるナチュラルな配色が多い。
モデルはハーフを起用。
記事の内容は、男性ファッションが大部分を占めるが、生活に関する記事や女性の服の紹介の記事もある。

対象:10~20代前半男性
情報量:★★★
写真:切り抜き
レイアウト:regular layout
配色:ナチュラル
その他:フォーマットが統一されている。Shopリストがページの下に


Samurai
ストリート系を中心とした男性ファッション誌。モデルとして、アーティストやトラックメーカー、ラッパーを起用しているのが特徴的である。
服を大量に縦横に羅列しているが、レイアウトに法則があるので、ごちゃごちゃした感じはない。写真と文章を上下で分けることが多い。(アイテム下にメーカー名を大きく載せている)配色は、青、紫、白を多用。
扱っているアイテムはブランド物が中心。ブランドごとの新作紹介のページがある。
ファッションページの他に、音楽情報の記事が多い。

対象:10~20代前半男性
情報量:★★★★
写真:切り抜き
レイアウト: freeregularだが、罫線があり読みやすい。
配色:鮮やか
その他:中綴じに小冊子を含んでいるため、リズムがある。


Samurai ELO
男性向けファッション誌。モデルは起用せず、読者モデルのスナップショットで構成されている。雑誌そのもののサイズが小さい。
レイアウトの割り方が一定ではないため、見ていて飽きない。文字亮が多くごちゃごちゃしているが、色で目線を導いているため、また配色に統一感があるため見やすい。パステルカラーの配色。
men's eggに次いで、下世話な記事が多い。

対象:10~20代前半男性
情報量:★★★★
写真:角版写真、切り抜き併用
レイアウト: regularfree
配色:ページごとに統一している
その他:文字量が多いが、色が統一されているため読みやすい。


411(フォーダブワン)

10代~20代の学生をターゲットとしたストリート・ヒップホップ系の男性ファッション誌。
レイアウトの特徴としては見開き1Pで商品を紹介していたり人で埋め尽くされていたりととてもページごとのインパクトが強い。
しかしインパクトが強い反面、広告と記事が一緒の場所に掲載されていたり、写真を細かく並べている事が多い為、見にくい箇所も多々ある。割合としては3分の1くらいは広告が入っている。
黒を基調とし原色を多く使用している為ギラギラとした危険な夜的なイメージがよく表れている。
雑誌に出ているモデルの多くは外国人が占めていて女性の場合は水着が多い。
ファッションの他にカスタムカー、同ジャンルのアーティストとの対談、クラブ情報、料理などストリート・ヒップホップ系と呼ばれるジャンル内で選ばれたサブカル情報も数多く掲載されている。
日本人が考えるヒップホップのイメージという観点から見てみると非常に偏っていて面白い雑誌である。
対象:10~20代前半男性
情報量:★★★★
写真:切り抜き
レイアウト:free layout
配色:ネオンサインのような色遣い。
その他:見開き2ページで埋め尽くされるページが多々ある。



小悪魔ageha
対象:10代後半~20代女性
情報量:★★★★★
写真:切り抜き、プリクラ効果
レイアウト:free layout
配色:薄色系+黒
その他:ページごとに必ずキラキラマークがある。

JELLY
対象:10代後半~20代前半女性
情報量:★★★
写真:切り抜き
レイアウト:左:free、右:regular
配色:明るい
その他:セレクトショップのような雰囲気。

Popteen
対象:10代女性
情報量:★★★★★
写真:切り抜き、コラージュ、背景付き
レイアウト:free layoutが多い。
配色:背景の色がオレンジやピンク、パープル
その他:文字量が多い。


自己紹介文 ビー

何 昇峰
台湾出身。
2009年の秋に来日、1年半をかけて日本語学校を通い、2011年4月に造形大大学院に入学、デザイン研究領域に在籍。
大学時代の専攻は広告とマーケティングである、大学2年目、台湾の本屋で、ある日本から輸入してきたグラフィックデザイン書籍に出会い、まるで恋に落ちたように、日本のグラフィックデザインを憧れるようになり、和式グラフィックデザインを注目し始めた。その後、当時はまだ日本語を一句も話せない私が東京に一人旅をし、あらゆることに目をつけられ、さらに日本のことを好きになって、日本への留学を決意した。
大学院で、エアライン(航空会社)を対象にCI(Corporate Identity)のを研究している。エアラインのブランディングの作り方から、ブランディングの本質、ブランディングに新たなアプローチを探り出そうとしている。

2011年12月28日水曜日

自己紹介

鎌田花夏

デザイン研究領域
研究テーマ「人が集まる空間の研究・人を集める空間の探求」
学部では同大学の室内建築専攻領域で、家具・空間・建築の三分野を学びました。大学院では空間デザインを専門として、人が集まる空間には営利空間・非営利空間の区別なく共通した力が働いているという視点に立ってその力を明らかにすべく研究をしています。

自己紹介

菅 章太(すがしょうた)

大分県出身


す 末っ子長男甘えん坊

が 外柔内剛を目指すも座右の銘は牛尾たるより鶏頭たれ

し 恣意的な思考だが基本はビビリ

よ 酔えば酔うほど頭は冴え強気に

う 右往左往してしまうのが玉に傷

た 体感・実感・経験を重んじる



美術学部絵画先攻

写真・映像・インスタレーション・プロジェクト 


「作品を作る事で社会の中にいる自分、その他の人々に向かって『当たり前を疑わせる、もしくは肯定する』機会を与える」

「コミュニケーションを通じて作品を作り、社会への科学変化を起こす」

斉藤 自己紹介文

東京造形大学出身。
彫刻をはじめとした空間表現に取り組む。

美術がもつ「うつす」という特性をテーマに据え、研究を進める。

現在はリズム(rhythm)をキーワードに制作している。

自己紹介

コピーを書いています。
複写のコピーじゃなくて、広告のコピー。
コピーは“文章のデザイン”です。

専攻はデザインマネジメント。
企業価値とデザインの関係性を考えています。

もともと名古屋で、建築、とくに歴史意匠学を専攻。
「モノのかたちと、その背景にある意味や思想」
というデザインの大原則を学び、
その理解を深めるために美大進学。(156文字)

2011年12月9日金曜日

フィールドワーク文章直し

変更箇所が赤字になっています。
その他変更あればまた言ってください!

●フィールドワーク

私達はこれまでに二つのフィールドワークを行い、自分たちの目で見て渋谷を理解していくことを試みた。

フィールドワーク①
『渋谷の「好き」を集める。』
私たちはブレインストーミングを通じて「渋谷=若者が集まる街」という共通認識を導き出した。若者が集まるということは、若者が興味を持つ事柄が集まっているともいえる。興味とは関心を持つ感情であり、その中にはポジティブな感情もあればネガティブな感情もある。渋谷の場合、この感情を長い期間留めているという点から私たちは渋谷に集まる興味がポジティブな感情からくるものであると推測した。また、ポジティブな感情とは「楽しい」や「うれしい」という感情であり、これらは何かしらに好意を持った際に現れる感情であると考えた。
以上のことから、私たちは渋谷に現れる「好き」という感情をもとに起こる現象をヴィジュアルとして集めて考察し、そこから渋谷という街の特徴を探って理解を深めることにした。

(写真をお願いします)

フィールドワーク①の結果から、渋谷に現れる「好き」という感情の主語が様々存在することに気がついた。たとえば渋谷のランドマークである109の建物内の混雑にはギャル以外にも彼女たちに憧れる少女を連れた親子が多数存在し、109の熱気を強化していた。また、街中には地元住民が活動する渋谷の緑化計画やポイ捨て防止看板がある一方で、渋谷を縄張りとする若者の自己表現も存在していた。これらは、それぞれの立場から渋谷を「好き」になり、それが違った現象として街に表出しているということである。違った出発点から、高さや方向、角度を違えながらも同じ渋谷という街から発生し、渋谷という街で共存している「好き」という現象たち。そしてそれらがたとえ反発しあったとしても渋谷ならばそれさえも渋谷らしさとして活かされ、また、ある程度の力を持たないベクトルは現代の瞬間性に飲み込まれて消えていく。だからこそ渋谷は流行の街と捉えられるのではないだろうか。渋谷という街はそんな許容力と凶暴性を兼ね備えているように感じた。このように私たちは、方向性や性質の違う様々な「好き」を発見し、それらが消えては生まれ、混在していくことで光を放つ言葉に代え難い混沌とした街の魅力を実感した。

フィールドワーク②
『渋谷の実態を調査する』
フィールドワーク①を開始する前には渋谷に集まる若者とはギャル・ギャル男であろうと想像していた。メンバー全員がこの共通認識を抵抗なく持つことができたことにもあらわれるように、世の中が持つ渋谷にいる若者のイメージはギャル・ギャル男なのではないだろうか。しかし、フィールドワーク①では、渋谷にはギャル・ギャル男よりもそれ以外のジャンルに属する若者に多く遭遇した。
このことから私たちは、渋谷にいる若者たちにスポットを当てて再度フィールドワークを行い、渋谷にいる人々の情報を整理することで渋谷の実態を明らかにしようと考えた。

(写真をお願いします)

フィールドワーク②の結果から、渋谷にはギャル・ギャル男以外の若者が多数を占めることが分かった。昼間の渋谷駅前スクランブル交差点を観察したところ、ギャル・ギャル男よりもカジュアル系のファッションをした若者が多数を占めていた。彼らは同性同士3~4人のグループを組んでいることが多く、男女を混合したグループはあまり見られなかった。また観光客としてカメラを構える国内外の人々や、サラリーマンも目立った。夜になると観光客やサラリーマンの数は減るものの、やはりカジュアル系のファッションをした若者が目立ち、ギャル・ギャル男と呼べる若者たちはほんの少数であった。なによりも渋谷のイメージとして持っていた若者がたむろする姿は見られなかった。また、ナンパに精を出す若者も見受けられなかった。
このことから私たちが持っていた渋谷のイメージは現実の渋谷とずれ始めていることが分かった。では、私たちが持っていた渋谷のイメージはいったいどこから来たのだろうか。
私たちはフィールドワーク①・②をふまえて渋谷のイメージと実態について再度ブレインストーミングを行った。その結果、私たちが持ち続けてきたイメージと直結するアイコンとして雑誌「egg」と雑誌「men’s egg」にたどり着いた。二つの雑誌が持つ若者像こそ私たちが持っていた渋谷のイメージそのものである。また、それとは反対に渋谷にいる若者の多数を占めるファッションに属する雑誌として雑誌「mini」や雑誌「smart」に着目した。そして私たちはこれらの雑誌を研究し、理解することで渋谷という街のもつ虚像と実像に迫っていこうと考えた。

2011年12月6日火曜日




みなさんたくさんの意見をいただき、ありがとうございました!
いま、下の案を絞って、いくつかの組み合わせを作ってました。
よろしくお願いします!